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2009年01月15日

新説「谷茶前」




おなじみ「谷茶前」という沖縄民謡です。

この唄、実は少し変なんです。

「スルルがきているよ~!そんな季節ですよ~!」
スルルというのは「アイゴの子」です。そいつらが夏になると、沖縄の浜に来るんですね。
その頃、モードが変わる海人がいらっしゃいます。
気の優しい、海人おじいでも、スルルがやって来るとソワソワしだします。
そんな情緒を唄っているものと思っておりました。

この「谷茶前」は5番まであるのです。
一番まではいいんですね。


一、
谷茶前の浜によースルル小が寄ててんどーヘイ
たんちゃめーぬはまによーするるぐわーがゆてぃてぃんどーへい
なんちゃましましでぃあんぐわそいそい

★意味
谷茶の前の浜に スルルちゃんが集まっているぞー



二、
スルル小やあらん大和ミズンど やんてんどー ヘイ
なんちゃましましでぃあんぐわそいそい

★意味
あ、これはスルルではない 大和ミジュン(よく似た魚の名前)だぞ!




あれ?スルルじゃないの?ミジュンなの?
発光鳥は「ミジュン」も好きだから(から揚げウマい)いいんだが、
肝心のスルルは?間違えてますよってことだよね?来てないじゃ…?
スルルが寄って来て、あぁ、そんな季節ね…じゃないじゃんコレじゃ!



三、
兄達や うり取いが あん小や かみてうり売いが
なんちゃましましでぃあんぐわそいそい

★意味
兄さんたちはそれを採るために 姉さんたちは頭に乗せて売るために




あ~あ、お姉ちゃん達、ミジュンを売りに行っちゃったよ。
これ、今日、谷茶の浜に寄ってきた「スルル」です!ってか?




四、
うり売て戻いぬアン小が 匂いぬしゅらさ
なんちゃましましでぃあんぐわそいそい

★意味
それを売って戻った姉さんの 匂いのかわいらしさよ



来た!
スルルと見せかけてミジュンを売った後のお姉ちゃん達の、匂いはかわいい!
そう、かわいい!のである。

彼氏が欲しい方へ
大切なのでもう一度いいます。
スルルと見せかけてミジュンを売った後のお姉ちゃん達の、匂いはかわいい!

素敵です!
しかし、そんなことあんのか?いったいこれは。


五、
うり取ゆるシマや 謝名と宇地泊
なんちゃましましでぃあんぐわそいそい

★意味
それを採る村は 謝名と宇地泊



なるほど、地域限定のモテモテなんですね。
謝名と宇地泊限定で。
謝名ってどこ?今帰仁と宜野湾に「謝名」ありますが。
宜野湾の「謝名」は今の大山あたりになります。
宇地泊も宜野湾なので、宜野湾あたり限定のフェチか?
いずれにしても、谷茶(恩納村)とはずいぶん離れていますけど…。


結論
スルルと思ったが、ミジュンだった。
でも、スルルとして売った。
しかも、宜野湾産のスルルとして売った。
産地偽装、不当表示で売った。
売ったお姉ちゃん達は、儲かったのでホクホク。
そんなお姉ちゃん達は、魅力的でかわいい。
・・・という唄ということにしておこう(笑)


とりあえず、「唐船どーい」でごまかしとこーっと!

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